メイドインアビス 深き魂の黎明を観てきました。MX4Dで。
左はMX4Dの入場者特典。右は通常版を観たときに買ったパンフレット。
通常版を観たので映画自体は二回目。MX4Dは人生初。
原作を読んで内容を知っていても素晴らしく良かった映画が、未知のMX4Dでどうなるのか。
期待と緊張でドキドキでした。
思ったより揺れるシート。
突然くる水、風、匂い。
普通に観ただけでも凄かったアクションシーンと共に動く座席。
+1000円払う価値があるなと思いました。
ただし、心理的上昇負荷が凄い。
見終わった後はフワフワしてるけど、時間が経つとなんだか体と心がズシンとくるんですよ。
二回目なんだけど、時間経つたびに体が重い…
プルシュカぁ…
以下、映画の内容及びMX4Dの仕掛けについて言及するので、ネタバレ注意。
本編入る前の慣らし運転(ドルビーのあちこちで音が鳴るみたいの)の動きにビックリ。
あれ?これ思っていていたより動くぞ。
前の人とは別の方向に動いてる??
最初にオオッと思ったのは、トコシエ草の花畑のシーン。
なんかくさい。渋めのアロマみたいな匂いがする。
一緒に見に行った人と思わず顔を見合わせました。
虫汁で水ピシャリ&足元モゾモゾ。
水のシーンでは容赦なく顔に水をピシャリ。
ぬらした手を開いて水を飛ばされたときのような感触。
雪のシーンはなんだかほんのり寒いような気持ちに(4DXだったら雪が降ってくるのかしら?)。
ボ卿の登場シーンはシートからくる重低音と揺れで迫力倍増。
ナナチの表情への共感度MAX!
ボ卿怖いよ、恐ろしいよ…
リコの階段シーン。
ふわりふわりと酔った時のような動きの後にホッペへの突風。
突風はそれだけだと単調な感じがするけど、何かの動きと合わせる時は良い感じ。
最初のふわりふわりとした感触が凄く良かった。これが上昇負荷の始まりって感じがして。
レグ痛痛シーン。
痛痛しさ倍増。背中の振動が怖い。
プルシュカに見送られるシーンでまたも切なくなる。
一回目観た時は、これが最後の会話だっけ?と思いながら見てた。
ボ卿&アンブラハンズ戦。
突風と動きで戦闘の凄さが表現されているのに、ボ卿がしれっと出てくるので強キャラ感が増す。
その後、雪煙のモクモクがスモークで表現されてて凄いと思ったけど、
スクリーン左側に流れていって画面に集中できなかったので、ここは微妙。
白レグ&岩登り戦闘
ヌルヌル動くレグと共に座席も縦横無尽に動く。突風も水しぶきも忘れない。
フラッシュも使い、最大のアクションシーンでこれでもかこれでもかと動かす。
没入感が凄い。
逆にプルシュカの回想シーンは静か。
凄く静か。
そのせいなのか、二回目なのになんやかんやでボ卿と家族やってるプルシュカ見て、結局涙が出る。
あふれるプルシュカと水しぶき。
エンディングでもう一回香るトコシエ草の匂い。
あのエンディング、リコ達と六層に落ちてる気がしてふわーっとしてしまう。
音楽も耳に残って見終わった後もフワフワしてしまう。
白と黒で表現されたエンディングはとても儚く美しいので、ぜひ皆に見てもらいたい。
歌声も悲鳴と希望と祈りが入り交じったような不思議な感触。
後頭部がずっとゾワゾワする。
そして体がなんだか重くてだるくなる…
二回目観たら気づいたのだけど、ボ卿は2000年に一度どんなことが起きるのか知っているかのような口ぶり。
地上とアビスに何が起きるのか。
最終的にこの物語はどこに行き着くのか。
最後まで見守りたいので、作者さんには体調を整えて最後まで書き切って欲しいと思います。