途中で積みゲーと化していた3DSのテイルズ オブ ジ アビスをクリアしました。
予約までして買ったのに途中からダルくてなかなか進めることができませんでしたが、近所で高価買取しているっぽいので攻略サイトを頼りに頑張りました。
- 出版社/メーカー: バンダイナムコゲームス
- 発売日: 2011/06/30
- メディア: Video Game
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ティルズシリーズをプレイするのは初。
以前アニメをチラ見して、アッシュの過去の過酷さに興味が沸きプレイしました。
ソフト情報
発売日
2011年6月30日
生まれた意味を知るRPG(←生まれた意味ってなんだよwって夫から大いに笑われた。BUMPの歌も笑われた・・・)
2行で分かるあらすじ
音素で構成された世界で、傍若無人に振舞ってた貴族のルーク君。
とある失敗をキッカケに仲間に罵倒され蔑まれ、髪の毛を切って改心しおとなしくなったのに今度はウジウジしていると言われながらも世界を救うお話。
クリアデータ
プレイ時間:62時間
クリアメンバ:ルーク(Lv64操作)、ティア(Lv62)、ナタリア(Lv63)、ガイ(Lv62)
フェイスチャット率:405/489
お世話になったページ
攻略サイトを見ないとサブイベントや称号をゲットするのはほぼ不可能。
このシリーズは攻略本ありきなのか、2週目以上するのが当たり前なのか、本筋に入れた方が良いサブイベントが多すぎる。
全体の感想(ネタバレなし)
良かったところ
- 主人公をとりまく設定
- ルークがミュウをいじめるところ
- メニューにあるルーク君の書いたあらすじ(これがないと次にどこに行けばいいか分からない)
- 2章?以降に追加された飛行機のルーラ機能(なぜ最初からついてないのか・・・)
- 称号で服装が変わってイベント(アニメはデフォルトの服装)に反映されるところ
- ティアが歌う譜歌(BUMPの藤原さんが作ったことをスタッフロールで知る)
- ミニゲームの充実さ(タルパズルにはまった)
イマイチだったところ
- 漢字と読み方が違う単語が頻出し、厨二臭さ満載(師匠と書いて"せんせい"、魔界と書いて"クリフォト"とか)
- パルスのファルシのルフィみたいに専門用語バリバリなのに用語集がない
- 移動速度が遅い(飛行機も人も)
- 演出惜しい箇所が多数。このキャラクターはこんなこと言うかな?と思う箇所が多いのでキャラに好感をもてない
- せっかく次にココに行くぞと理解したのに街の入口に行くと、緊急性の高い事態が発生し行動優先度がしょっちゅう変わり、同じ街を何度も行き来させられる(結果次に行くぞと思った理由を忘れ、ただのおつかいと化す)
以下ネタバレ含む主に愚痴です。
愚痴を大いに含む感想
結局ローレライって何で解放しなくちゃいけなかったんだっけ?と思いながらクリアしてしまいました。
世界観の7割ぐらいしか理解していないです。
用語集があれば・・・と何度思ったことか。
あとなんでイオン様は女じゃないんですかね。
ずっとヒロインだと思ってました。いつか実は女なの・・・っていうイベントがあると思っていたのに。ピーチ姫なみに誘拐されるのに。
主人公ルーク君とアッシュについて
断髪前のルーク君はよく嫌われていますが、私は結構好きだったので、断髪後の良い子キャラになってからが心配で可哀想になりました。
よく分からない用語を吐き続け、こんなことも知らないの?常識よとルーク君を馬鹿にする仲間達。
私も良く分からないんで一緒に馬鹿にされている気分で気分悪かった。なぜ用語集が(略)。
これはきっと主人公に大いに共感して欲しいと思う製作側の優しさですかね(嫌味)。
ルークとアッシュが絡む所は大好きだったので、レムの塔の手つなぎや最後のアニメでお姫様抱っこする所は良かったですね。あと、ナタリアとアッシュが夕日に向かって話す所も良かったです(その辺からやっとガンガン進めるようになった気がする)。
演出について
ラストの赤い髪の人(どっちか分からないのでこう呼ぶ)が戻ってきた時の剣の見せ方とか、ジェイドがわざわざ左手を出した所とか細かい所に手が届いている部分もあるのに、全体的に大雑把な演出でもったいないなと思いました。
ガイのトラウマ回想シーンとかナタリアの出生の秘密がバレて追われる所とか。
プレイヤーも一本道を歩かされているけど、各キャラもイベントごとに振り回されている感があって、下手なパッチワークみたいな感じでした。
ジェイドとアニスはある意味ブレてないですけどね。
クリア後にルークが叱責される動画をYouTubeで再視聴しましたが、あんなに叱責されることかな?
態度は確かに悪いけど混乱するのは最もで、全責任を押し付けて見捨てるほどだったとは思えません。
多くの人を救えなかった無念さをルークにぶつけているだけだと思ってましたが、そういう描写はなく、復帰後もフェイスチャットやイベントで嫌味嫌味。
これが生まれた意味を知るってことですかね?(嫌味)
死を覚悟したルークのフェイスチャットやイベントは最近のRPGにしては深くてよく出来ていると思ったので、本当に残念。
1章の決戦前に個人で話すところもいけてたので本当におしい。おしいよアビス。
ラストについて
1章のラストダンジョンのフィールド音楽格好いいなと思ってボスの所に行ったら、ボスがピアノ(パイプオルガン?)弾いてたり(今まで聞いてたのはボスの演奏??)、
2章のラストダンジョンだと正座して待ってたり、
何なんですかね?笑わせて戦闘に負けさせようというボスの心意気ですかね。
ラストアニメ前のティアの「好き」に大いにふいちゃって、スタッフロールのあのステキな音楽と絵がなかったら多分笑いながら最後を迎えてたと思うんですけど、何なんでしょうね?私が鬼畜なんですかね?
てな感じで色々もったいなく思う演出でした。
もしかしたら私が年取って感性が鈍っているのかもしれません。
ジェイドよりは若いけど。
各キャラクター
キャラクターに関する感想はこことほぼ同意見なので省略。
感想の巣穴 - [プレイ日記]テイルズ オブ ジ アビス(8)キャラを語る(1)
感想の巣穴 - [プレイ日記]テイルズ オブ ジ アビス(9)キャラを語る(2)
感想の巣穴 - [プレイ日記]テイルズ オブ ジ アビス(10)キャラを語る(3)
追加であんまり好きじゃなかった金の亡者の幼女アニスと陰険眼鏡喪男ジェイドについて
アニス
幼女設定のアニスはあまり好みじゃなかった上に、ルークへの叱責&後半の裏切りでほとんど戦闘にはいれず、フェイスチャットもボタン押して違うことをする始末。
戦闘でもぬいぐるみが大きすぎて、ルークを操作している自分の攻撃が当たっているか分かりにくくて。
でも、アリエッタとの最後の女の意地をかけた戦いとか、ルークへの最後の別れにギュッとするところでほだされてしまった。
あんだけ立ち回れる子なのに、なんで金持ちルークとナタリアにもっと真剣に金をせびらなかったのか、仲間に相談しなかったのかと思ったけど、ラストのギュッとするところ見たら幼女なりにプライドがあったのかなと思うことで溜飲を下げました。
ジェイド
子安声がピッタリな全てを知ってる風な嫌味眼鏡。まさかの35歳。
この物語はこの人がいないと始まらないですよね。というか元凶なのになぜああも上から目線の嫌味、他人事風味・・・
途中から戦闘にも入れてあげず、フェイスチャットもアニスと同様しらんぷり。
でも、1章の決戦前でルークに「死を恐れるルークが羨ましい(要約)」って言った時に、この人は少年時代の心の傷が癒されないまま病んじゃったんだなと少し可哀想に思えました。
だから死に対して冷たい。何も感じられないんだと思う。
そこで溜飲が下がったので譜術(魔法)が必要な時には戦闘に入れてあげることにしました(超上から目線)。
感想やこうした方が良かったのにという愚痴が出てくるということは、全体的には面白かったんですよ。多分。
ティルズシリーズでは結構面白いと噂の本作。
きっとこのシリーズをこれからやることは無いと思うけど(2週目含む)、有名なシリーズ物をクリアできて良かったと思います。