RDGの最終回(私はBS視聴組)が終わりました。
昔、荻原規子さんの勾玉シリーズを読んでいたので、書店で並んでいるのが気になっていたRDG。
この春からアニメ化するというのでどんなもんかと視聴しました。
アニメは、『考えるんじゃない!感じるんだ!』な置いてきぼりだった(1クールでハード本5巻分はキツイ)ので、原作を図書館で借りて6巻読破しました。
その後コミックスも買い、とうとうブルーレイを予約してしまった(書き下ろしの冊子が欲しい)というハマリっぷりです。
アニメも良かったですけど、
原作は心情が丁寧に描かれていて面白かった。
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勾玉の時より漢字が少なく、ラノベちっくに会話と主人公のモヤモヤで話が進んでいきますが、最終巻を読み終わった後は、主人公達の成長を見守るお母さん的な気持ちで爽やかな気持ちになりました。
和風学園ファンタジーと思いきや、少年少女の成長物語なのです(タイムスリップ的なSF要素もあるけど)。
以下原作・アニメネタバレな感想・考察です(ただのとりとめのない吐き出しです)。
アニメの感想
1~5話位までは原作読んでなくてもなんとなく理解できたけど、その後はだんだんついていけず・・・
原作3巻の戸隠部分をもう少し短くして、八王子山の下山部分をやって欲しかった。
9話目でオーッと思った気持ちが10話目でちょっとガックリしました。
でもクライマックスな11話・12話は良かったです。
原作で十分楽しんでも、声優さんの演技と綺麗なアニメでまた違った楽しみを得られることができてとても良かった。
アニメでよかった所の羅列
・絵が綺麗だった
・エンドカードが毎回楽しみだった(3話と12話のエンドカードが対になってて笑える)
・最終回に泉水子が自分から深行に手を乗せるのは原作に無いけど良かった。2話目の対になってるし、この二人はアニメじゃ手を繋ぐので精一杯だよね。
・声優さんが豪華でみんな上手だった(最終回の深行役の内山さん良かったよ、和宮の「行けよ」も)
姫神様タイムスリップを考える
原作でも姫神様とはなんなのかはハッキリとはしてないので、一生懸命考えました。
タイムスリップは私の中で以下の3つがあって、RDGは3なんじゃないかと思ってます。
で、それを踏まえてソース管理みたいな図を描くと以下の通りに(時間軸をブランチとする感じ)。
- 泉水子1は多分30歳ぐらいで人類を滅ぼした(1巻で15年たったら山伏の苦労が報われるかどうか分かると言っていたので)
- 泉水子1が本作で憑依してくる姫神(4巻で3度目と言っていたので)
- 泉水子2の時間軸には深雪と鳳城学園は存在しない(6巻で新しい要素と言っていたので)
- 全ての泉水子は紫子から産まれる
とすると以下の疑問が・・・
本作主人公(泉水子3)が学園祭で覚醒することをなぜ姫神は知っていたのか。
覚醒する日が決まっていて、時間軸ごとに別要素でそうなるべく事象が発生するということ?なんですかね。
以下は勝手に私が想像してることですが、
泉水子2は山伏に守られ、両親に愛されて、守られるべき世界遺産にもなった。
だけど、泉水子自身も自分を強く持てず、周りの力も弱くて標本にされてしまったんではないかなと。
それを踏まえて本作(泉水子3)では両親が放ったらかしとも思えるけど、
あえて自分の子どもから離れて対外的に守る力を身に付けようとしているのかなと。
未来の情報はあまり与えず、泉水子が自分で人生を切り開けるようにしたのかなと思ってます(そのように姫神様が誘導したのかなと)。
深行がいつ泉水子に惚れたのか考える
私はアニメ→原作→コミックスと見ていった口なのですが、それぞれ違う印象を受けました。
アニメの時は、
3話目の舞を踊ってるところで惚れちゃったな(グフフ)。
と思っていたのですが、
原作やコミックス見てると和宮を調伏するところかなと。
しかし、修学旅行に行く前に『休んだら一生イジメぬくぞ』って言っているわけで。
これは新しいプロポーズの形と言えるかもしれないので、ここが始まりなのかしら。
(いつもクールなのに、好きな子をイジメちゃう男の子って感じで)
だから修学旅行で手を繋いだ時もまんざらじゃなかったのではと一人でニヤニヤ思ってます。
毎週の楽しみが無くなって寂しいですが、コミックスを楽しみに待とうと思います。
原作6巻も文庫化したら全巻大人買いします(メル版のにしようかと思ったけど、酒井さんの絵が気に入ったのでこっちを)。
とりあえず今週末届くブルーレイの冊子を楽しみに過ごします。